お知らせ

同窓生の声

2025.02.06

同窓生の声リレー」 第1組第24者 新しい声を寄せていただきました〈令和7年2月〉

新しいホームページの目玉として『同窓生の声リレー』を始めました。お知り合いからお知り合いへ同窓生のつながりを拡げます。「同窓生の声リレー」運用について 

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第24走者 🙂 

【青木和子さん(高校23回)】

 近所にお住まいの先輩、中平由美子さんにご紹介頂きました、青木和子です。

 学生時代を思い出すとき、真っ先に眼裏に浮かぶのは、校庭の端に立っていたとても大きな朴の木です。教室からもよく見えて、初夏には、大きな白い花が芳香を漂わせていました。あの木は今もあるのでしょうか。

 私は在学中に、学校とは関係の無いところで俳句に出会い、青木澄江という雅号で現代俳句協会会員として、今も続けています。中学生の頃からどちらかと言えば文学少女で自己流の詩を書いていたのですが、誰かに本格的に習いたいと思っていたところ出会ったのが、以前は詩や、短歌を作っていたけれど今は俳句一筋という方でした。その方に、俳句は詩を凝縮したようなものだから俳句が書けるようになれば詩はいつでも書ける、詩を書きたいなら先ず俳句からやってみませんか、俳句とは定形有季感詩です、と俳句の何だか古くさいイメージを一新され、詩が書けるようになるならとその一心で、その方の指導を受けこの道に入りました。

 俳句は五、七、五たった十七音ですが、すべての句とは言いませんが、佳句ならば、読み手がその句を読み解いていけば短編小説に匹敵するぐらいの鑑賞文も書ける程に広がるものなので、十七音に凝縮出来ることを長々と書くこともないと、詩を書きたい気持ちは薄れ、ずっと俳句一筋、気が付けば半世紀が過ぎましたが、気持ちはあの頃のまま。俳句は私の人生を豊かで変化あるものにしてくれた気がします。

 「薔薇のジャム」「薔薇果」と二つの句集を出し、現在は「鬣」という同人誌に同人として

句や文章を発表しています。東京方面に小さな句会を持って教えてもいます。

 今まで沢山の句を作り、自分で気に入った句、また他者から評価された句などもありますが、常に、それ以上の句を生み出したい、それが出来るはず、そんな思いでここまで来ましたし、これからもその思いでこの道を歩き続けて行こうと思っています。

 

【次は、私と机を並べて勉強していて、今は声楽家の松尾(旧姓大澤)みどりさんにリレーします】

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次回をお楽しみに!