お知らせ

同窓生の声

2017.08.30

「同窓生の声リレー」 第2組第2走者 新しい声を寄せていただきました

新しいホームページの目玉として『同窓生の声リレー』を始めました。お知り合いからお知り合いへ同窓生のつながりを拡げます。「同窓生の声リレー」運用について

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第2走者 🙂 

【北原(旧姓:気賀沢)美香さん(高校35回)】

「同窓生の声リレー」安積順子さんからバトンを受けました北原美香(旧姓気賀沢)です。

現在、伝統ある邦楽部の外部講師として毎週母校に通って指導をしております。

私が和楽器の箏と出会いましたのは、4歳の時です。当時近所にあったお教室に通いお稽古しておりましたが、高校に入学し邦楽部の存在を知り、そこで先輩や後輩、同学年の友人と大勢で演奏する事の楽しさを知りました。文化祭や県の演奏会などで演奏する曲を毎日遅くなるまで練習したり、内容について議論したり、時には(いつも?)ひばり屋のアイスを食べたり…とても有意義で楽しい思い出です。

高校卒業後は、プロの演奏家になりたいと思い、東京にて専門学校やNHK邦楽技能者育成会に通い演奏技術向上のために精進し、またプロの演奏家集団「和楽器のオーケストラむつのを」に所属して研鑽を積んできました。

古来より日本で発展してきた和楽器ですが西洋音楽におされて隅っこに追いやられた感があります。近年学習指導要領が見直され小中学校の授業で積極的に取り上げられるようになりました。私にも何か出来る事はないかと考え、依頼のある学校には箏・三味線の演奏方法や歴史を教える授業を行い、また和楽器の持つ独特な音色や大勢で演奏することの楽しさを、一人でも多くの子ども達に伝えたい、一人でも興味を持って将来和楽器の演奏家を志す子を育てたいと願い、コンサートや育成事業など様々な活動を行っております。

特に今年度は、駒ヶ根文化会館にて小学1年生から高校3年生までの男女22名から成る「ジュニア和楽器隊」を育成しております。これは駒ヶ根市教育委員会や駒ヶ根文化財団がスポーツ少年団の文化版として始めた事業で、参加者は駒ヶ根市にとどまらず北は木曽や伊那、南は中川村で学校も其々、また初心者も経験者もおります。学校や年齢の壁を越えて皆仲良く楽しく合奏練習をし、その相乗効果により上達も早く、指導者として嬉しい限りです。集大成の舞台は来年1月15日に開催される、和楽器のオーケストラむつのをコンサートにおいて、プロの演奏家との共演です。子ども達の持っている力がどの様に発揮されどんなステージになるか、今からとても楽しみです。

私が行っている演奏活動や子どもの育成事業等は、全て高校時代に経験した楽しい邦楽部での部活に端を発しております。そんな母校に感謝しつつ、少しでも恩返しが出来ますよう、今後も邦楽部の指導に携わっていきたいと考えております。%e7%90%b42

〈次回は上伊那広域連合に勤務され、伊那谷の発展に尽力されている唐澤直樹さん(高校36回)へリレーします。〉

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次回をお楽しみに!