お知らせ

活動報告

2024.06.12

東京支部総会

6月9日、東京支部総会がアルカディア市ヶ谷で開催され、学校から松村校長先生、本会からは下島会長、西原副会長、事務局田中が出席させていただきました。高校4回生から高校45回生まで、総勢66名が集まり、懐かしい伊那や母校に思いを寄せながら旧交を温めました。


東京支部は昭和6年6月、日本女子大学家政会館において出席者56名により発会し(先の大戦のため、昭和15年から23年までは中断)、支部会費納入の制度化、会報の発行、総会の開催などの活動を続けてきています。かつては200名近い会員が集っていた総会では、著名な方を招いての講演会や演奏会も行われていました。記録を辿ってみると…田中澄江さん(脚本家)、宮尾登美子さん(小説家)、高木東六さん(作曲家)、江川紹子さん(ジャーナリスト)、なだいなださん(精神科医・作家)、東海林のり子さん(リポーター)、後藤俊夫さん(映画監督)、西村与志木さん(NHKエグゼクティブプロデューサー)、塚越寛さん(伊那食品会長)、蓮池薫さん(拉致被害者)、見城美恵子さん(エッセイスト)、宝田明さん(俳優)、楊興新さん(二胡演奏家)、ボニージャックス(コーラスグループ)などなど。大変活気あふれる総会であったことがわかります。


時とともに、以前より故郷が近くなり、懐かしさや旧友との関係についても意識が変わり、会員との連絡を取ることも難しい時代となって、会費納入額の減少による財政難、総会出席者の減少、役員後継者の問題など課題が山積する中で、何度も協議を重ねた結果、東京支部としての役目を終える結論に達したということです。今回と次回の二回を「さよなら総会」とし、以後支部活動を休止することになりました。しかし…これで終わりではなく、新しい役割を果たせる組織として、その一歩を踏み出していくのではないかと、確信した機会となりました。