伊那弥生ヶ丘高校同窓会

2016年10月に亡くなられた田部井淳子さん。2015年5月30日の同窓会総会では闘病中にもかかわらず明るくお元気なお話を聞かせていただき、聞いている者を元気づけてくださいました。

常に明るく前向きに人生を楽しんでこられた田部井さんが、なくなる5日前の病室で「みなさん本当にありがとう！百万遍もありがとう！」と書き残されました。

打つ手はないとわかりつつも、来月、そして来春の予定までも考え続けられていた田部井さんのその姿勢に心打たれる感動の手記『再発！それでも私は山に登る』です。

中には同窓会総会で講演をしていただいたエピソードも…

【5/29】同窓会の係の方3名が玄関で待っていてくれ、お菓子やさくらんぼ、びわなどの差し入れをいただく。こんな心遣いが本当にうれしい。部屋から仙丈ケ岳が真正面に見える丘の上の宿で……

【5/30】同窓会の総会が時間を30分間オーバーして私の話は11時30分からになった……

本会の講演会のためにご主人と前日から来伊してくださり、伊那市の羽広荘にお泊まりいただきました。テレビをはじめ多くのマスメディアにも取り上げられる著名な方であるにもかかわらずとても気さくな楽しい方で、役員との歓迎夕食会では食べることも忘れるほど笑いの絶えない楽しいお話をしてくださいました。ご主人との仲むつまじいご様子も印象に残っています。

素敵なご縁をいただきました。本当にありがとうございました。

2016年12月19日に文芸春秋から発行されています。是非ご覧ください。

（この情報を寄せてくださった母校の矢澤要輔校長先生は、この本を読まれて思わず涙ぐまれたそうです）