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2016.11.24
銀杏並木
校門から玄関まで続く“銀杏並木”は母校のシンボルの一つです。写真を撮影したころは素晴らしい黄色の並木となっていました。
「銀杏」をはじめ、長い間冬の寒さに耐えていて春になるとパッと咲くたくさんの「さくら」、土手の美しい色どりの「つつじ」、学校の坂を上がってくると頭上にそびえたつ「けやき」、「白樺」「どうだん」…学校の敷地には昔からずっと変わらないシンボルが多くあります。
創立八十周年記念誌『八十年のあゆみ』(平成3年9月30日発行)の「伊那の思い出 寺沢浩先生」の寄稿文から一部抜粋し、書かせていただきます。
第3代校長八木貞助先生(大正12年~昭和8年在任)が東京帝大の門のところの並木にならって植えられたものです。
先生の赴任された当時は、母校は創立間もなく類焼にあい、校地も現在地に移って間もないころであり、整備されずに荒涼としていたようです。ちょうどその頃上伊那農業高校の教頭先生で東京帝大農学部卒業の谷口恵一先生が前に内務省都市計画大阪地方事務委員会委員であった頃、大阪市のいくつかの大きな公園を設計されたことがあり、この先生のご協力を得て、校庭全域の植樹を計画実施されたとのことです。 朝礼で当時の生徒さんに趣旨を説明し、ご家庭からたくさんの気を寄贈していただいたという記録があります。当時を思い出される方もいらっしゃるのではないでしょうか。 |