お知らせ
弥生ヶ丘高校の今
2023.11.08
弥生ケ丘の秋vol.3
11月8日、澄み渡る青空に映えるイチョウです。
今年も銀杏がたくさん落ちています。独特の臭いを放ちますが、これは酪酸とペプタン酸が原因です。独特の香りは、種が食べられるのを防ぐために備わった自然の本能で、ネズミやサルなど野生の動物は銀杏の実を食べません。また、銀杏の果肉にはギンコール酸が含まれており、触るとかぶれや皮膚炎を起こします。銀杏を採取したり、殻の処理をしたりするときは、必ずゴム手袋を着用しましょう。
この実の中にある種は、栄養価が高く、回りの殻を処理することでおいしくいただくことができます。糖質が豊富なことから、即効性のあるスタミナ食や薬用として中国では古くから食用に利用されていました。ビタミンB1も多く含まれ、脳の中枢神経や手足などの末梢神経の機能を正常に保つ働きがあります。結果、疲労回復や食欲不振、肩こり、イライラの解消などが期待できるそうです。また、カリウムには体外へ余分な塩分を排出する働きがあり、利尿作用のほか、高血圧やむくみの改善に有効とされています。但し、ビタミンB6の吸収を妨げる物質を含んでいますので、食べ過ぎには注意してください。(参考文献銀杏(ぎんなん)の栄養や効果効能、食べ過ぎの中毒、殻の処理方法は? – HORTI 〜ホルティ〜 by GreenSnap)